こんなお悩みはありませんか?
- 首を回すと、途中で「つまる感じ」や引っかかりがある
- 振り向くときに痛みや突っ張りを感じる
- 上を向く動作がスムーズにできない
- 首まわりのストレッチやマッサージを試しているが、変化を感じにくい
- 肩こりの施術なのに、肩甲骨まわりや背中まで診られる理由がよく分からない
このような「首の動かしにくさ」でお悩みの方に向けて、今回は首の動きと背中の上部(上位胸椎)の関係について解説します。
結論:首の動きにくさは、首まわりだけの問題とは限りません
首の動きにくさは、首まわりだけでなく、背中の上部(上位胸椎)の動きも関わっていることがあります。首の痛みそのものの原因や一般的な対応については、首の痛みのページで詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。本記事では、そのなかでも見落とされやすい「胸椎との関係」に絞ってお伝えします。
首の動きと上位胸椎の関係
首を上に向けたり下に向けたりする動作、あるいは横に倒したり回したりする動作は、頸椎だけで完結しているわけではありません。首を動かす際には、頸椎だけでなく胸椎も動きに参加しており、特に頸椎と上位胸椎には協調した運動がみられることが報告されています。理学療法分野では、このような動きを肋骨を含めた体幹の運動連鎖として捉える考え方もあります。
首の動かしにくさがある場合や、首を横に倒したり回したりする動作についても、頸椎と上位胸椎はそれぞれ独立して動くのではなく、協調しながら動いています。そのため、首の動きを評価するときには、頸椎だけでなく上位胸椎を含めた動きの協調も確認することが一つの視点になります。
以上はあくまで一般的な運動連鎖の考え方であり、首の動きに対して「上位胸椎が何度動けば正常」といった単一の基準値が確立しているわけではありません。
肩甲骨の内側縁と胸椎のつながり
「肩甲骨の内側縁」にあたる部分には、解剖学的に菱形筋(小菱形筋・大菱形筋)という筋肉が付着しています。小菱形筋は頸椎の下部(C7)から胸椎の上部(T1)、大菱形筋は胸椎の上部から中部(T2〜T5)にかけて付着していると言われています。
このように、肩甲骨と胸椎は筋肉を通じてつながっているため、肩甲骨まわりの動きと胸椎の動きは無関係ではないと考えられます。ただし、「この筋肉が付着している胸椎が動かなければ首が動かない」という必要条件が確立しているわけではなく、あくまで解剖学的なつながりの一つとしてご紹介するものです。
知っておきたい注意点
- 首まわりだけのストレッチやマッサージを続けても、動かしにくさの感覚があまり変わらないと感じる方がいます。これは、動きにくさの背景に首まわり以外の要因が関わっている場合があるためと考えられます
- インターネット上には「〇〇をすれば首の動きが必ず良くなる」といった断定的な情報も見られますが、動きにくさの背景は人によって異なるため、特定の方法だけで一律に改善するとは限りません
- 強い痛みやしびれ、手や腕への広がりを伴う場合、めまいや吐き気を伴う場合など、通常の動きにくさとは異なる症状がある場合は、自己判断で様子を見続けず、医療機関の受診もあわせてご検討ください
整体あふり厚木本院の考え方
当院の評価・施術方針
整体あふり厚木本院では、首の動きにくさがある場合、上位胸椎や肩甲帯の動きもあわせて確認しています。首を単独で診るのではなく、背中側の動きや肩甲骨の動き方まで含めて評価したうえで、施術の方針を組み立てています。
なお当院では、頸部(首)に対してボキボキと鳴らすようなスラスト手技は行っていません。関節の動きが硬い部分に対して、まれに関節を調整するような手技を用いることはありますが、全員に一律で行うものではなく、頻度としても多くありません。
院長の臨床的見解について
ここから先は、研究として確立した基準ではなく、施術歴25年以上の当院院長個人の臨床経験に基づく見解としてお伝えします。
臨床上は、特にTh6(胸椎の6番目)より頭側の胸椎の動きを重視しています。当院では、首の動きにくさがある場合でも、首だけでなく胸椎まで含めて確認するようにしています。これはあくまで当院の臨床方針であり、読者の方がご自身で「Th6を動かせばよい」と当てはめて判断するための基準ではない点にご留意ください。
では、どうすればいいか
首の動きにくさを感じたときは、首まわりだけでなく、背中の上部や肩甲骨まわりの動きも含めて確認してもらうことが一つの視点になります。ご自身でできる簡単な確認として、深呼吸をしたときに胸まわりが広がる感覚があるか、肩甲骨を背骨に寄せる動きがしやすいかどうかを、目安として観察してみるのも良いかもしれません。ただし、これらは上位胸椎の可動性を判定する検査ではなく、ご自身の体の動きに目を向けるための簡単な観察にすぎません。
ご自身での確認だけでは分かりにくい部分も多いため、動きにくさが続く場合は、専門家による評価を受けることをおすすめします。
関連情報とご連絡先
首の痛み全般については首の痛みのページもあわせてご覧ください。
首の動きにくさについて、上位胸椎や肩甲帯の動きもあわせて確認してほしいという方は、整体あふり厚木本院までご連絡ください。






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整体あふり 厚木本院でございます。