変形性膝関節症で膝の可動域を広げるには?

膝の曲げ伸ばしがつらい、可動域が気になっていませんか?

  • 正座やしゃがむ動作がつらく、膝が完全に曲がりきらない
  • 病院でストレッチや筋力トレーニングを勧められたが、あまり変化を感じない
  • 階段の上り下りで膝が突っ張るような感覚がある
  • 膝の曲がる角度が、以前より狭くなってきた気がする

変形性膝関節症では、痛みだけでなく「膝の曲げ伸ばしのしにくさ(可動域の制限)」に悩まれる方も少なくありません。ここでは、膝の可動域を広げるためにはどのような組織にアプローチするとよいのか、専門的な研究知見もあわせてまとめました。

膝の可動域は、どの組織へのアプローチで変わるのか

整形外科の学会誌(日本関節外科学会雑誌、2004年)に掲載された、腰野富久先生らによる研究では、膝の可動域を広げるための処置として、次のような組織へのアプローチが挙げられています。

癒着・瘢痕組織をほぐす

関節の周りが癒着したり、瘢痕(組織が硬く線維化した状態)になっていたりすると、膝の動きが制限されます。可動域を広げるためには、まずこうした線維化した組織を丁寧にほぐしていくことが重要とされています。膝の周りが硬く太くなったように感じる状態も、こうした組織の変化が関係していることがあります。

膝の後ろ側のスペースを確保する

この研究では、膝の後方にゆとりのあるスペースを作ることが、膝の曲がりやすさに関係すると述べられています。膝の後ろ側は脂肪組織などの軟部組織が広い範囲を占めており、この部分が硬くなっていると、膝を深く曲げる動作がしにくくなります。

関節包にゆとりを持たせる

関節包(関節を包んでいる袋状の組織)が硬く縮こまっていると、可動域は狭くなります。関節包にゆとりを持たせることは、可動域を広げるうえで重要な要素の一つとされています。膝が伸びきらない状態にも、この関節包の硬さが関係していることがあります。

半月板・膝蓋下脂肪体の動きを良くする

関節包は半月板ともつながっており、関節包の動きが悪くなると半月板の動きにも影響します。また、お皿の下にある膝蓋下脂肪体(しつがいかしぼうたい)という組織も、動きが悪くなると可動域の制限や痛みにつながることがあります。関節包・半月板・膝蓋下脂肪体、それぞれの動きを良くしていくことが、可動域の改善につながるとされています。

皮膚の動きも関係している

意外に思われるかもしれませんが、皮膚の動きやすさも可動域に関係する要素の一つとして挙げられています。膝の曲げ伸ばしに合わせて皮膚がスムーズに動くことも、スムーズな可動域には欠かせません。

この研究で挙げられている処置の中に、「筋肉」に関する項目は含まれていません。膝を支える筋肉のケアももちろん大切ですが、可動域そのものを広げるためには、筋肉のストレッチだけでなく、関節包・半月板・膝蓋下脂肪体・皮膚・瘢痕組織といった、関節周辺の軟部組織へのアプローチが重要と考えられます。

整体で見られる範囲

整体では、レントゲンなどによる診断や、関節包を切開するような医療行為は行いません。病院での検査・治療と並行して、関節包・半月板・膝蓋下脂肪体まわりの動きや、皮膚・瘢痕組織の状態、股関節・足首まわりのバランスを確認し、膝が動かしやすい状態を目指してサポートします。

  • 病院でストレッチや筋力トレーニングを勧められたが、あまり変化を感じない方
  • 正座やしゃがむ動作で膝の突っ張りを感じる方
  • 膝の曲がる角度が、以前より狭くなってきたと感じる方

整体あふり厚木本院の考え方

整体あふり厚木本院では、変形性膝関節症を「膝だけの問題」として捉えず、股関節・足首・姿勢のバランスに加え、神経の滑走性(神経がスムーズに動く状態かどうか)まで含めた身体全体の状態から原因を探ります。初回は、痛みが出る動作やタイミング、日頃の歩き方や姿勢のクセなどを詳しくお伺いしたうえで、お一人おひとりに合わせた施術を行います。実際に、当院では5歳のお子さんから92歳の年配の方まで、幅広い年代の方への施術実績があります。

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