今回の記事では、野球肩の改善になぜ筋トレが必要なのか?についてです。
当院では、野球肩の方にいくつかの検査をします。
その内の1つに【肩外転筋力テスト(エンプティ・カン・テスト)】を実施します。
この検査でわかるのは
- 僧帽筋上部
- 肩甲下筋
- 棘上筋
の筋力低下がわかります。
※このテストは、野球肩の症状がない高校野球選手に実施すると約5割の人が、投球側の筋力が低下しているという論文があります。
では、なぜ野球をやっている選手の投球側の筋力が落ちるかというと・・・
小学生や中学生から野球をはじめて5年以上くらいやっている人は、投球動作によって日常的に遠心性収縮をする事で、投げない方の肩よりも神経機能が低下してしまいます。
神経機能が低下している事により、非常に筋肉が落ちやすい状態になります。
この事から、野球肩の症状が改善してからも筋力が弱くなりやすい場所のトレーニングはやる必要があります。
また、トレーニングといってもがむしゃらに行うのではなくて、筋力テストで出力が弱くなっている所を中心に行うと効率的にトレーニングができます。
筋力テストは、一般の方がやってもわかりづらいと思うので一度、筋力テストを行える施術者の所で検査を受ける事をお勧めします。
いかがでしたでしょう。
野球肩で困っている方の一助になれば幸いです。
〈監修〉整体あふり 厚木本院 院長 小林 大志
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