坐骨神経痛の原因は、根性?末梢性?鑑別が大事

坐骨神経痛の原因は、根性?末梢性?鑑別が大事という事で記事を書いていきます。

坐骨神経痛の原因を大きく分けると

  • 根性
  • 末梢性

の2つに分けらます。

根性とは、

坐骨神経痛と関係が深い、腰椎5番や仙骨1番から神経根がありそこから神経が伸びています。

神経の根本にある神経根が障害されて痛みやしびれが出ているものを、根性と言います。

末梢性とは、

お尻の梨状筋という筋肉が硬くなったりして、痛みやしびれが出ているものを、末梢性と言います。

 

根性と末梢性をどのように鑑別していくか

結論としては、等尺性収縮で筋力評価していきます。

当院では、

  • 長母指伸筋(EHL)
  • 股関節の外転筋力

を検査していきます。

長母指伸筋(EHL)というのは、総腓骨神経支配なのでL5神経根のキーマッスル(標的筋)と言われているので、先ずは、長母指伸筋(EHL)の筋力を見ます。

ここで、長母指伸筋(EHL)の筋力低下が見られた場合に可能性として、

  • L5・S1の神経根障害
  • 坐骨神経の障害
  • 総腓骨神経の障害

が可能性として考えられます。

更に股関節の外転筋力の低下が見られた場合は、根性の可能性が更に高まります。

坐骨神経痛は、しっかり検査して鑑別する事が改善への近道になります。

 

いかがでしたでしょう。

坐骨神経痛で困っている方の一助になれば幸いです。

 

〈監修〉整体あふり 厚木本院 院長 小林 大志

整体あふり 厚木本院