軟骨自体は痛みを感じる事はありません。
なぜなら、軟骨は痛みを感じる受容器が無いからです。
ただ、軟骨が痛んできて、軟骨下骨(なんこつかこつ)という骨が見えてくると、そこは神経が通っているので痛みが出るとされています。
軟骨が摩擦するからすり減るとよく言われてますが、
・摩擦をするというのはどういう事か?
・なぜ摩擦をするのか。
これは大腿骨と脛骨の接触面積が減少した中で加重が加わる事がほとんどの原因です。
要は下腿を外旋させた状態で歩くと、大腿骨と脛骨の接触面積が減ってしまう(減少していると摩擦係数が高くなる・応力も高くなる)。
内側半月板も下腿の外旋で痛むのは良く知られています。
変形性膝関節症(OA)の場合は内側半月板の後根断裂(MMPRT)。
これも下腿の外旋が原因になります。
この事から軟骨がすり減るのも、膝の痛み全般に言える事は、下腿の外旋が原因で膝痛の痛みを引き起こす事が多いという事です。
逆に言うと、下腿の外旋を止める・内旋可動域を増やすと膝痛が改善していくという事になります。
いかがでしたでしょう。
膝の痛みで困っている方の一助になれば幸いです。
〈監修〉整体あふり 厚木本院 院長 小林 大志
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