整形外科で変形性膝関節症と診断されると、
- 「私の膝はどれくらい悪いの?」
- 「手術が必要なレベルなの?」
- 「この痛みはもう治らないの?」
と不安に感じる方がとても多くいらっしゃいます。
実は変形性膝関節症には明確な進行度(グレード)があり、レントゲン画像をもとに客観的に評価する方法が確立されています。
この記事では、
- 変形性膝関節症の画像評価の基本
- よく使われる「Kellgren-Lawrence(KL)分類」
- レントゲン画像の見方
- 画像と症状が必ずしも一致しない理由
について、整体院の視点からわかりやすく解説していきます。
変形性膝関節症の評価には「KL分類」が使われます
変形性膝関節症の進行度を判断する代表的な基準が、
Kellgren-Lawrence(ケルグレン・ローレンス)分類:KL分類
と呼ばれる評価方法です。
レントゲン画像をもとに、膝関節の状態を
- グレード0
- グレード1
- グレード2
- グレード3
- グレード4
の5段階で分類します。
これは整形外科で最も一般的に用いられている基準で、病院の診断書や説明の中でもよく登場します。
レントゲンでわかること・わからないこと
ここでとても重要なポイントがあります。
レントゲンでは「軟骨そのもの」は写りません
レントゲン画像で確認できるのは主に「骨」の状態です。
そのため、軟骨の状態は
関節の隙間(関節裂隙)がどれくらいあるか?
によって間接的に判断します。
- 関節の隙間が広い → 軟骨が十分残っている
- 隙間が狭い → 軟骨がすり減っている
- 隙間がほとんどない → 軟骨がかなり消失している
という読み取り方になります。
つまり、
「レントゲンの隙間の状態=軟骨の残量の目安」
ということです。
KL分類 グレード別の特徴
ここからは、それぞれのグレードの状態を具体的に解説します。
■ グレード0:正常
・ 軟骨は健康
・骨の変形なし
・関節の隙間は十分
痛みがあっても、レントゲン上は「異常なし」と判断される状態です。
■ グレード1:初期の兆候
・ ごくわずかな骨のとげ(骨棘)の疑い
・関節の隙間はまだ正常
「年齢相応の変化」と言われることも多い段階です。
■ グレード2:軽度
・ 小さな骨棘が確認できる
・関節の隙間がやや狭くなり始める
このあたりから、
・階段の昇り降りで痛む
・長時間歩くと膝がつらい
といった症状を感じる方が増えてきます。
■ グレード3:中等度
・ 明らかな骨棘の形成
・関節の隙間がはっきり狭い
日常生活でも痛みを感じやすくなり、
・正座ができない
・歩き始めが痛い
などの訴えが多くなる段階です。
■ グレード4:重度
・ 大きな骨棘
・関節の隙間がほぼ消失
いわゆる「末期変形性膝関節症」と呼ばれる状態で、手術を検討されるケースも増えてきます。
重要なポイント:画像と症状は一致しないことが多い
ここがとても大切な考え方です。
「グレードが高い=必ず痛みが強い」ではありません
実際の臨床では、
・グレード2でも強い痛みがある人
・グレード3~4でもあまり痛くない人
がたくさんいらっしゃいます。
なぜ画像と症状が乖離するのか?
痛みの原因は、軟骨のすり減りだけではないからです。
膝の痛みには、
・筋肉の緊張
・関節の動きの悪さ
・姿勢や歩き方
・体重のかけ方
・股関節や足首のバランス
といった要素が大きく関わっています。
そのため、
レントゲン上の進行度だけで「もう治らない」と決めつけるのは早い
ということになります。
だからこそ整体でも介入が可能
整体では、
・関節の動きを改善
・周囲の筋肉のバランス調整
・歩行や姿勢の改善
・膝への負担軽減
といったアプローチができます。
これはレントゲンには写らない部分へのアプローチです。
たとえグレードが高くても
・痛みが軽くなった
・歩きやすくなった
・階段が楽になった
という改善は十分に期待できます。
実際に当院にも、
「整形外科では手術しかないと言われたけど、整体で楽になった」
という方が多く来院されています。
まとめ
・ 変形性膝関節症には明確な「グレード(KL分類)」がある
・レントゲンでは軟骨は直接見えず、関節の隙間で判断する
・グレード0~4までの5段階で評価される
・しかし 画像の進行度と症状は必ずしも一致しない
・そのため整体による改善の余地は十分にある
膝の痛みでお悩みの方へ
・「レントゲンでは異常なしと言われたけど痛い」
・「手術と言われたけど他の方法はないか知りたい」
という方は、ぜひ一度ご相談ください。
整体あふりでは、画像だけにとらわれず、あなたの膝の状態を総合的に評価し、最適な施術プランをご提案します。
あなたの膝の不安を、正しい知識とケアで一緒に解決していきましょう。
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