野球肩の症例|3年続いた右肩の投球痛が14回で改善し全力投球できるようになった30代男性

当院で「3年前から続く右肩の投球痛」「軽くは投げられるが強く投げると痛い」「整形外科や整骨院でも改善しない」と悩まれていた方が改善した事例を紹介します。

同じように「野球肩と言われた」「試合では投げたいのに肩が痛い」「全力で投げられない」と困っている方は参考にしてください。

5割以上で投げると痛い…3年続いた右野球肩のケースてぎっくり腰…その後も残った腰の重だるさ(30代女性)

患者さん

30代 男性

初回来院

2025年12月

症状と来院理由

  • 【右野球肩】
    3年前から右肩に痛みがあり、現在は投球時に痛みが出る状態でした。
  • 軽く投げる分には痛くない
  • 5割くらいから痛みが出始める
  • 強く投げようとすると痛みが増す
  • 下から投げる動作は問題ない
  • 横から投げると少し痛い
  • 上からの投球で痛い

そのため、実際には5割程度でしか投げられない状態でした。

【競技歴・生活背景】

  • 小学1年生から野球・ソフトボールを継続
  • 現在も週1回、試合を中心にプレー
  • ポジションは内野
  • 仕事では体を動かし、10〜20kg程度の重い物を持つことがある

「軽くなら投げられるが、試合でしっかり投げたい。全力で投げられる肩に戻したい」という希望で来院。

当院に来る前の経緯
整形外科

2025年6月
市内M整形外科でレントゲン撮影
→ 骨に異常なし
→ 湿布と鎮痛薬を処方される

整骨院

2025年7月から2ヶ月間
市内K整骨院へ週1〜2回通院
→ 電気、マッサージ、微弱電流治療器(レボックス)を受ける
→ しかし改善せず

以前通っていた接骨院では「棘上筋が傷んでいる」と言われていました。

施術の内容と経過

検査の結果、今回の投球痛は「棘上筋だけ」の問題ではなく、肩甲骨の動きと肩周囲の筋肉の硬さが大きく関係していると考えられました。

① 右肩の可動域低下

右肩は、特に後ろに回す動作で可動域制限と痛みが見られました。
この状態では、投球動作で肩関節に無理が出やすくなります。

② 首・背中・腕の筋緊張

首や背中、腕(上腕二頭筋・三頭筋)などを触診すると、強く押していないのに、つねられたような痛みを感じる箇所が多数ありました。
これは、肩だけでなく周囲の筋肉にも強い緊張があるサインです。

③ 痛みの本当の原因

今回の痛みは、棘上筋単独の問題というより、次の2つが大きな原因と判断しました。

1. 筋肉の硬さ(疲労の蓄積)

肩まわりの筋肉が硬くなり、血流や動きが悪くなっている状態。

2. 肩甲骨の動きの悪さ

本来動くべき肩甲骨がうまく動かないため、投球時に肩関節へ負担が集中している状態。

施術の内容と経過

当院では、痛い肩だけを揉むのではなく、投球で肩に負担が集まる条件を整える方針で施術を行いました。

  • 肩関節周囲の筋緊張を調整し、動きやすさを改善
  • 肩甲骨〜背中の可動性を改善し、投球時の負担を分散
  • 首〜腕(上腕二頭筋・三頭筋)の緊張を緩め、肩関節の過負荷を軽減
  • 可動域を確認しながら、後ろに回す動作や投球動作で無理が出にくい状態へ調整
  • 日常生活とスポーツ時の肩の使い方を指導

施術を重ねるごとに、投球時の痛みが軽減し、徐々に投げる強度を上げられるようになっていきました。
最終的に、14回の施術で全力投球ができる状態となりました。

施術者の見解

野球肩は「肩そのもの」だけで起きているとは限りません。
実際には、

  • 肩甲骨が動かない
  • 首や背中、腕が硬い
  • 可動域が狭い
  • 日常生活や仕事で肩に負担が溜まっている

こうした条件が重なることで、投球時に肩関節へ負担が集中し、痛みが出るケースが多いです。

当院では、痛みのある場所だけを見るのではなく、投球で肩に負担が集まる原因まで整えることで、再発しにくい状態を目指します。

整体あふり 厚木本院