肩関節周囲炎(五十肩)の症例|右肩の挙上・外転・結帯動作の痛みが25回で改善(50代女性)

当院で「右肩を動かすと痛い」「寝る前や夜中に痛む」「注射とリハビリでも改善しない」と悩まれていた方が改善した事例を紹介します。

同じように「五十肩と言われた」「ヒアルロン注射に通っても変わらない」「夜に肩が痛い」と困っている方は参考にしてください。

動かすと痛い右肩関節周囲炎(五十肩)|夜も痛む50代女性のケース

患者さん

50代 女性

初回来院

2024年6月

症状と来院理由

【右肩関節周囲炎(五十肩)】

  • 動かさなければ痛みは少ない(〇)
  • 動かすと痛い(×)
  • 寝る前に痛みが出る
  • 夜寝ている時にも痛む※いわゆる強い夜間時痛(うずいて眠れないほどの痛み)というより、「動かした時や姿勢で痛む」タイプ

「長く続いている痛みを改善し、肩を上げる動き・横に開く動き・後ろに手を回す動きを痛みなくできるようにしたい」という希望で来院。

当院に来る前の経緯(病院名はイニシャル表記)

2023年12月:市内A整骨院で腰痛・首痛の治療を開始

12月中旬:肩に違和感が出て、肩の治療も追加

2024年3月:改善せず、市内A整骨院の治療を中断

2024年3月〜5月上旬:整形外科で「五十肩(肩関節周囲炎)」と診断

週1回のヒアルロン注射+リハビリに通院

10回通っても改善せず中断

2024年5月下旬:痛みが強くなり当院へ来院

施術の内容と経過

検査では、肩関節だけの問題として捉えるのではなく、肩が痛くなる「条件」が複数重なっていると判断した。

① 肩関節周囲の硬さ(可動域制限)

挙上(腕を上げる)・外転(横に開く)・結帯(後ろに手を回す)で痛みが出ており、肩関節周囲(関節包・筋・筋膜)の硬さが強い状態だった。

② 肩甲骨・胸郭の動きの低下

肩関節は単独では動かず、肩甲骨と胸郭(肋骨)が一緒に動くことでスムーズに上がります。
この連動が悪くなっていると、肩関節に負担が集中し、痛みが長引きやすい。

③ 夜に痛む理由(姿勢条件)

「夜間時痛」というより、寝る前・寝ている時に痛むのは、
就寝姿勢や肩の位置で関節周囲にストレスがかかるためと考えられた。
(例:肩が前に巻く、横向きで圧迫される など)

施術の内容と経過

当院では「痛い肩だけを揉む」のではなく、肩が動きやすくなる条件を整える方針で施術を行った。

  • 肩関節周囲(筋・筋膜・関節周囲組織)の調整
  • 肩甲骨〜胸郭の可動性を改善し、肩関節への負担を分散
  • 痛みが出やすい動作(挙上・外転・結帯)の動かし方を段階的に修正
  • 夜に痛みが出にくい就寝姿勢・肩の置き方を指導
  • 自宅で行うセルフケア(やって良い範囲/避けるべき範囲)を整理

施術を重ねるごとに、動かした時の痛みが徐々に軽減し、夜の痛みも出なくなっていった。
結果として、計25回の施術で、肩の挙上・外転・結帯動作が痛みなくできる状態となった。

施術者の見解

肩関節周囲炎(五十肩)は「時間が経てば自然に良くなる」と言われることもありますが、論文ベース(科学的な根拠)としては可動域が完全に戻る事はない。

実際には、肩甲骨や胸郭の動きが固まったままだったり、痛みを避けて動かさない期間が長いと、回復が遅れやすくなります。

注射やリハビリで改善が乏しい場合でも、
肩関節だけでなく、肩甲骨・胸郭・姿勢条件まで含めて整えることで改善するケースがあります。

当院では、痛みを抑えるだけでなく「動かせる肩」に戻すことを目標に施術します。

この症例のビフォーアフター動画

整体あふり 厚木本院