野球肩の症例|全力投球で右肩の奥が痛む13歳男性が12回で痛みなく投げられるようになったケース

当院で「硬球を全力で投げると右肩の中の方が痛い」「4割くらいの力なら投げられるが、5割以上になると痛い」「シャドーピッチングでは痛くない」と悩まれていた方が改善した事例を紹介します。

こちらをご覧になられている方にも、同じように
「野球肩で強く投げられない」
「送球のたびに右肩の奥が痛む」
「試合や練習では投げたいのに、全力で投げると痛い」
といった悩みがあるかもしれませんので、参考にしてください。

硬球を5割以上で投げると右肩の奥が痛い…13歳男性の野球肩のケース

患者さん

13代 男性

初回来院

2025年12月

症状と来院理由

【右肩】

  • 硬球を全力で投げると痛みが出る
  • 4割程度の力で投げる時は痛くない
  • 5割以上の力になると痛いと感じる
  • 発症は2025年11月頃
  • きっかけは「投げたら痛かった」とのこと
  • 投げる動作以外では痛みは出ない
  • 痛みは肩の「中の方」に感じる
  • シャドーピッチングでは痛みは出ない
  • ポジションはショート
  • 練習は週3回
  • 平日は3時間程度
  • 土日は計13時間程度
  • オフはなし

日常生活では痛みがなく、投球動作の中でも「強く投げる時」にだけ痛みが出る状態でした。

特にショートというポジション柄、素早く強い送球が必要になるため、本人としても「しっかり投げられないのが困る」ということで来院されました。

施術の内容と経過

検査の結果、今回の右肩の痛みは、単に肩だけが悪いというよりも、

  • 肩甲骨の動きの悪さ
  • 背中や胸郭の硬さ
  • 肩関節まわりの筋緊張
  • 投球量の多さによる負担の蓄積

が関係していると考えられました。

今回のケースでは、シャドーピッチングでは痛みが出ず、硬球を持って強く投げた時にだけ痛みが出ていました。
このことから、日常動作で痛む肩の痛みとは少し違い、投球時に肩へ負担が集中する体の使い方になっていた可能性が高い状態でした。

当院では、右肩だけを揉むのではなく、

  • 肩関節まわりの筋肉の硬さを調整
  • 肩甲骨と背中の動きを出し、投球時に肩へ負担が集中しにくい状態にする
  • 胸郭の動きを整え、腕の振りがしやすい状態へ調整
  • 投球時に無理が出やすい体の使い方を確認
  • 練習量が多い中でも負担を溜め込みにくくするための体の使い方を指導

という方針で施術を行いました。

施術を重ねるごとに、まず5割程度以上で出ていた痛みが軽くなり、その後、投球強度を上げても痛みが出にくくなっていきました。

最終的に、計12回の施術で右肩の痛みはなくなりました。

施術者の見解

野球肩は、単に「肩を使いすぎたから痛い」というだけでなく、

  • 肩甲骨がうまく動いていない
  • 背中や胸郭が硬い
  • 肩まわりの筋肉に疲労が溜まっている
  • 練習量が多く、回復が追いついていない
  • 投球時に肩へ負担が集中するフォームになっている

といったことが重なって起こるケースが多いです。

今回のケースでも、平日の練習に加えて土日の練習時間も長く、さらにオフがない状態だったため、肩まわりに負担が蓄積しやすい条件がそろっていたと考えられます。

また、シャドーピッチングでは痛みがなく、硬球を持って強く投げた時だけ痛いという点からも、肩そのものの問題だけでなく、投球時の連動や負荷のかかり方を見ていくことが大切だと判断しました。

当院では、痛みのある場所だけを見るのではなく、
「なぜ全力投球で右肩の奥が痛くなるのか」
という原因まで考えながら施術を行っています。

野球肩でお悩みの方は、肩だけでなく、肩甲骨・背中・胸郭・体の使い方まで含めて見直していくことが大切です。

整体あふり 厚木本院